日本国内で大切に受け継がれてきた、約100年以上前の着物を丁寧に解体。
他の着物や、同じく日本産のアンティークガーゼとつなぎ合わせ、
傷やほつれを刺し子やパッチワークで補強することで、1枚のストールにしています。
古着物の持つ独特の風合いと、別々の着物どうしの出会い、
新たに込められた刺繍や刺し子の趣を、どうぞお楽しみ下さい。
明治~大正時代および昭和初期に作られた古着物。
ルーツは様々ですが、麻の着物は東北地方で野良着として使われていたものや町人の男着物を、
木綿の着物は西日本で日常使いされていたものを、主に使用しています。
絹の着物は土地柄を問わず日本全国から仕入れています。
庶民にとって着物は大変貴重であったため、どの着物も、代々大切に受け継がれていったものと考えられています。 そんな想いと祈りが込められた布地に敬意を払いながら、手作業で糸をほどき、 新たな姿へと生まれ変わらせています。
サイズは180×90cm(個体差あり)。
4~5種類の古着物の布を使用。
着物の他、首に当たる部分には柔らかなアンティークガーゼ(蚊帳や天蓋として使用されてきたもの)や布団皮を使用し、張りのある凛としたストールながら、心地よい巻き心地を実現しています。
なお、布地は全てマグネシウム洗浄を行っております。
ストール中央部、ちょうどうなじに当たる部分には、「背守り」と呼ばれる刺繍を施しています。
「背守り」とは、日本古来に伝わる魔除けの文化です。日本では、古来より病魔が背筋から体内に入ると言い伝えられており、母親たちは着物の襟に、子どもの健康や無事を祈りながら背守り刺繍を施すことで、家族を守ろうとしてきました。
「只一ツ」では、このストールが身に付ける方のお守りになってほしい、という祈りを込めて、ブランドロゴを刺繍しています。
名前 「紺藍 kon-ai」
色: 藍色(Navy Blue)
刺繍:5点
材料:綿・麻(cotton/linen)
名前:「生成」 kinari
色:キナリ色(ecru)
刺繍:5点(他、小さな刺繍が5~6点あり)
材料:綿・麻・絹(cotton/linen/silk)
名前:「烏羽」 karasu-ba
色:黒(Black)
刺繍:5点
材料:綿・麻・絹(cotton/linen/silk)
名前:「高麗納戸」 kourai-nando
色:深青緑(dark blue-green)
刺繍:7点
材料:綿・麻・絹(cotton/linen/silk)
最新のラインナップは、
オンラインショップ(Etsy)でご覧いただけます。